ミニカー

昔、一心にミニカーを集めていました。
それは缶コーヒーのおまけとして付いていて、
飲めもしないその缶コーヒーを思い切り父兄にねだっていました。

流れるような体型のスポーツカー。
硬くて重量感のある旧自動車。
個性豊かな外車。

手に取って眺めているだけで、内が躍り出す。
大人になったらこんな車に乗るんだ。
それから何処に行こうか、何をしようか…
なんて考えながら、夢物語を膨らませていました。

大人になった現時点。
依然として思い描いたような自動車には乗れていません。
私の車は身寄り向けのありふれた国産自動車。
30金の一般的なサラリーマン家事ならおそらくこんなもんだろう。悪くはない。

但し、私の自動車の脇をさっそうと通り抜ける自動車を見ると
どうしようもなく、内が躍り出すのです。

うちを出る際にコンビニエンスストアの手提げに無造作に詰め込んだソレを、押し入れの中から誘い出す。
幼い頃から抱き続けている憧れというビジョンが、今なお私の中に有り広がる。
自身はまったく諦めたワケじゃない。このサイトです。